Britainとは?イギリスとの違いをわかりやすく解説

2018.10.01

英国史雑学

目次

  • Great Britain~From the United Kingdom

Britainはどんな構成になっているの?

UK(イギリス)は、4つの国から成る連合国家です。イングランド、スコットランド、ウェールズはブリテン島に、北アイルランドは隣のアイルランド島にあります。それぞれに独自の文化や言語、法制度をもっていて、「一つの国」でありながら「多様な国」でもあるのです。

英国、イギリス。日本語では一つの国のようですが、正式にはUnited Kingdom of Great Britain and Northern Ireland、略してUK、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4つの国の連合です。

北アイルランドは別の島ですが、イングランド、ウェールズ、スコットランドの3つの国はGreat Britain島にあります。はるか昔からこの大きな島の存在は大きく、紀元前にケルト人たちが侵攻し定住しました。今でもケルト文化が残るウェールズ、スコットランドにはイングランドとは違う文化があるようです。中世になってアングロ・サクソンの人たちが席巻しケルト人たちを追いやり、イングランドに七王国が生まれ、1707年グレートブリテンが誕生、アン王女が最初の君主となりました。ここからグレートブリテンが始まり、スチュワート朝、ハノーヴァー朝と続き、UKとなってからも脈々と受け継がれる英国王室となっていくわけです。

ちなみに国旗のユニオンジャックはイングランド、ウェールズ、スコットランドそれぞれの国旗を併せたもので、それはまた別のお話で。

各国に残る文化の違い

例えばスコットランドにはバグパイプやキルトなど独特の文化があり、ウェールズではウェールズ語が話されます。イングランドとの違いがはっきり見えるのも、Britainという連合国の特徴です。

英語も一つじゃない?

実は同じイギリス国内でも、英語の発音や言い回しが国ごとに違います。I'm going to the shop, aren't I?(お店に行くよ、でしょ?)のような表現も、イングランド特有だったりします。旅行や留学で各地を巡ると、その違いがよくわかります。