テキストに沿った学習の効果

2019.03.20

勉強法

シェーン英会話では、生徒さんに必ずテキストを購入していただいています。「テキストなどなくても、とにかく話す訓練さえ出来れば良い」という生徒さんがいらっしゃるかもしれません。しかしテキストに沿ってレッスンを進める効果は、想像以上に大きいものです。

  • テキストに沿った学習の効果

テキストを使用する主なメリットをあげてみましょう。

  • 各レッスンの学習目標が明確に示されているので、覚えるべき語彙や文法などに的を絞ることができ、効率的に学べます。
  • レッスンの中でテキストに基づいた課題が与えられるので、「何を話したら良いか」「何を目標にしているのか」がわかりやすく、むしろ生徒さんが主体的に学習に取り組んでいくことができます。
  • 学習項目を一つずつ身につけてさえいけば、確実に英語力が向上するという安心感があります。
  • 予習・復習がしやすいので、家庭学習でレッスンの効果が更に高まります。
  • カラフルなテキストを見れば、時には「辛い?」学習にも楽しさを感じることができます。

一方、テキストを使用しない「フリーカンバセーション」のレッスンでは、次のような点が問題となります。

  • 多くの場合、先生が会話の主導権を握ります。あるいは特定の生徒さんに会話が集中してしまうこともあり、もっぱら聞き役になってしまうケースが少なくないようです。
  • 新しい語彙や文法のインプットが不足しているので、あまり前進を期待できません。間違ったまま身についてしまう可能性もあります。
  • テーマに対応する幅広いシチュエーションで実際のやりとりを体験できるテキスト使用レッスンに対して、言語の多様な機能を練習することが難しいので使用範囲が偏りがちです。

テキストは、「その場限りの指導」を寄せ集めたものではなく、検討を重ねて、英語力アップに必要な事柄を編集したものです。その特長は以下のとおりです。

  • 学習者のレベルに合わせた一貫性のあるシラバスに基づいており、語彙も精選されています。
  • 4スキルをカバーするなど、実力向上に必要な領域を漏れなく扱っています。
  • 学習内容をまとめた復習問題が、習得をさらに促します。
  • 付属のCDで、実際に即したリアルな会話を聴き取る練習ができます。また、繰り返し聴いていれば、自然にフレーズを覚えたり、英文を丸ごと記憶することも可能です。
    さらに、リピーティング、シャドーイング、ディクテーションなど、工夫次第で学習効果が何倍にも高まります。これはレッスンで学習するからこその相乗効果です。

構文等を体系的に学ぶ機会のないフリーカンバセーションのクラスでは、あまり大きな上達は見込めず、テキストに沿って学習している生徒さんのレベルアップを促します。
もちろん、テキスト使用と言っても、テキストとにらめっこの退屈な学習をするという意味ではなく、テキストの流れに沿って、可能な限りスピーキングの練習を盛り込んだレッスンを心がけていることは言うまでもありません。