漫画で学ぶOnomatopoeic英語表現|BANG!やSMASH!で覚える音の世界

2017.06.02

英会話フレーズ

目次

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はじめに:漫画と英語は相性がいい?

「ざわざわ」「がやがや」「しくしく」などの擬音語は、日本語の中でも特に感情や情景を豊かに表す言葉です。これらは自然の音や動物の鳴き声、人の動作を表現する際に欠かせません。音が元になっているため、世界共通であれば便利なのですが、実際には言語ごとに聞こえ方や表現が異なります。たとえば、日本語の「ワンワン」が英語では「Bow Wow」、「メー」が「Baa」となるように、文化や耳の感覚によって音の表現は変化します。英語にも、音をもとにしたOnomatopoeic(擬音語)な単語がたくさんあります。これらを理解することで、単語を暗記するだけでなく、音のイメージで自然に覚えることができるようになります。英語の学習をより楽しく、印象的なものにする手助けとなるでしょう。

なぜ漫画でOnomatopoeic英語を学ぶと効果的なのか?

音と絵で記憶に残る

漫画の中では、音が文字になって目に見える形で表現されています。英語の「BANG!」「WHOOSH!」「CLICK!」などは、まさに視覚的なOnomatopoeicの代表です。絵と一緒に覚えることで、音のニュアンスや感情の強さまで直感的に理解できます。たとえばアクションシーンのCRASH!(ガシャーン)は破壊的な音、SWOOSH!(ヒュン)はスピード感のある動きを表します。このように、絵と音がリンクすることで、記憶への定着が驚くほど高まります。

学習が「楽しさ」に変わる

英語学習において、継続するコツは「楽しい」と感じることです。漫画を読むことで、勉強ではなくエンタメとしてOnomatopoeic単語に触れられます。特に子ども向け英語教材や、少年漫画・ラブコメ漫画などでは擬音語が多く、日常的な感情表現(ドキドキ・ニコッ・ポロッ)に対応する英語も覚えやすいのが特徴です。楽しさが動機づけとなり、結果として語彙の増加や読解の速度向上にもつながります。

漫画に登場するOnomatopoeic英語表現

漫画の世界では、音や動き、感情をOnomatopoeic表現で描くシーンが豊富です。英語のOnomatopoeic単語を知っておくと、翻訳版の漫画や海外作品もより深く楽しめます。ここでは、漫画によく登場する擬音語をカテゴリごとに紹介します。読みながら音を想像し、感覚で意味をつかむのがポイントです。

衝撃・戦闘シーンの音

      
onomatopoeia 例文
BANG!(ドーン) The gun went bang!
銃がドーンと鳴った。
BOOM!(ズドーン) The building went boom as it collapsed.
建物が崩れ落ちるときにズドーンと響いた。
SMASH!(ガシャーン/バリーン) He smashed the glass in anger.
彼は怒ってガラスをガシャーンと割った。
CRASH!(ドーン、ガシャーン) Two cars crashed on the highway.(Uk - motorway ) either is fine
高速道路で2台の車がガシャンと衝突した。
THUD!(ドスン) He fell with a thud.
彼はドスンと音を立てて倒れた。
WHACK!(バシッ/バコッ) She whacked him with a newspaper.
彼女は新聞で彼をバシッと叩いた。
CLANG! / CLASH!(カーン/ガシャン) The swords clashed loudly.
剣がガシャンとぶつかり合った。

動きやスピードを表す音

      
onomatopoeia 例文
SWOOSH!(ヒュン/シュッ) The hero swooshed through the air.
ヒーローがヒュンと空を飛び抜けた。
WHOOSH!(ビューン) A car whooshed past us.
車がビューンと横を通り過ぎた。
ZAP!(ピカッ/バチッ) The robot zapped its enemy.
ロボットが敵をバチッと電撃した。
DASH!(ダッと走る) He dashed across the street.
彼はダッと通りを駆け抜けた。
SPURT!(ビューッ/噴き出す) Water spurted from the broken pipe.
壊れたパイプから水がビューッと噴き出した。

感情や心理を表す音

      
onomatopoeia 例文
SIGH(はぁ…) She sighed with relief.
彼女はほっとしてため息をついた。
GIGGLE(クスクス笑う) They giggled at the silly joke.
彼らはくだらない冗談にクスクス笑った
GASP(はっ!) He gasped when he saw the ghost.
彼は幽霊を見てハッと息をのんだ。
SNICKER / CHUCKLE(ニヤニヤ・クスクス) He snickered behind her back.
彼は彼女の後ろでニヤニヤ笑った。
GULP(ごくり) He gulped when he saw the price tag.
値札を見てごくりと息をのんだ。

自然や環境音のOnomatopoeic表現

      
onomatopoeia 例文
DRIZZLE(しとしと) It drizzled all morning.
朝からずっとしとしと雨が降っていた。
SIZZLE(ジュージュー) The bacon sizzled in the pan.
ベーコンがフライパンでジュージューと焼けた。
RUSTLE(カサカサ) The leaves rustled in the wind.
風に葉がカサカサと揺れた。
TINKLE(チリンチリン) The bells tinkled softly.
鈴がチリンチリンと優しく鳴った。
BUZZ(ブーン) Bees buzzed around the flowers.
蜂が花の周りをブーンと飛んでいた。
TRICKLE(ちょろちょろ) Water trickled down the rock.
水が岩をちょろちょろと流れ落ちた。
HOWL(オオーン/遠吠え) The wolves howled at the moon.
オオカミたちが月に向かって遠吠えした。

物体・機械・生活音の英語表現

      
onomatopoeia 例文
CLICK(カチッ) He clicked the pen.
彼はボールペンをカチッと鳴らした。
CLATTER(ガタガタ/カタカタ) Dishes clattered in the kitchen.
キッチンで食器がガタガタ鳴った。
BEEP(ピッ/ブー) The alarm beeped at 7 a.m.
目覚まし時計が朝7時にピッと鳴った。
RING(リンリン) The phone rang loudly.
電話がリンリンと鳴った。
TAP(トントン) He tapped on the door.
彼はドアをトントンとノックした。

複合表現で臨場感をアップ

      
onomatopoeia 例文
BANG-CRASH!(ドカーン・ガシャーン) 連続的な衝撃音で、爆発から崩壊までの流れを強調します。
CLICK-CLACK!(カチカチ) ヒールの音やタイプ音など、規則的な小音を表します。
FLIP-FLOP!(ペタペタ) サンダルの足音を表す柔らかい擬音です。
PITTER-PATTER!(ぱたぱた/ぽつぽつ) 雨や足音の軽いリズム音を表し、情景の臨場感を高めます。

漫画でOnomatopoeic英語を覚えるコツ

擬音語が多い作品を選ぼう

アクション系やラブコメ系の漫画は擬音語が豊富でおすすめです。作品内で気になった効果音をメモしておくと、自然に英単語との対比ができ、音と意味の結びつきが強まります。シーンと音をセットで覚えると、文脈の中で使い方が理解でき、実際の会話にも応用しやすくなります。

自分だけの「音の辞書」を作る

読みながら出てきた英語の擬音語をノートにまとめ、日本語の音と対応させて整理しましょう。たとえば「バタン→slam」「チリン→jingle」「ドキドキ→thump」のように対比表を作ると、単語帳より記憶に残りやすくなります。声に出して読んだり、シ