Jane Austen Festival~From the United Kingdom
2026.08.30
ジェーン・オースティンは19世紀初頭に活躍した作家。そんなに古いお話でも、イギリスでは何度も映画され、いろいろな女優たちがジェーン・オースティンの主人公を演じています。
ジェーン・オースティンは1775年12月裕福な家庭に生まれます。最初に小説を書いたのは17才の頃。この頃の他の小説と比較すると、ジェーン・オースティンは会話や手紙による描写を用いています。名作「プライドと偏見」は、書簡体で書かれました。登場人物によって言葉遣いを変え、そのキャラクターを区別している小説と言われています。
今でも愛読されるジェーン・オースティンの作品。映画も数多く製作されています。「いつか晴れた日に」―原作Sense and Sensibilityではエマ・トンプソンとケイト・ウィンスレットが、「エマ」ではグウィネス・パルトロウが、「プライドと偏見」ではキーラ・ナイトレイが、美しい主人公たちを演じています。
またその原作をモチーフにした意外な映画もありました。それが「ブリジット・ジョーンズの日記」。ジェーン・オースティンの「プライドと偏見」をベースに、コリン・ファース演じるあのマーク・ダーシーはジェーン・オースティンのキャラクターです。現代にも通じる男性像、そして思いのすれ違いは二次使用、三次使用されているようです。
そんなジェーン・オースティンの世界を愛する人たちは、9月半ばにバースでジェーン・オースティン・フェスティバルを開催しています。バースはイギリスの有名な温泉地。昔から上流階級の人たちの観光地で、ジェーン・オースティンは1801年から5年ほどここに暮らしていたそうです。「ノーサンガー・アビー」などの小説にも登場したバース。当時の上流階級のよすがを求めて、人々は仮装してジェーン・オースティン・フェスティバルを楽しみます。フェスティバル中はまるでジェーン・オースティンの時代にタイムトラベルしたようです。
ハイウエストのロングドレス、パフスリーブ、ボンネットと呼ばれる麦わらにリボンの帽子や、つばの広いリボンの帽子、日傘。リージェンシーと呼ばれる時代は動きやすく、快適な服装で女性たちは過ごしていたようです。それでも下着とコルセット、ペチコートと重ねたうえにドレスを着て、外出時にはガウン、手袋と帽子を身につけていました。現代の暑い地球には不向きなスタイルです。
バースにはジェーン・オースティン・センターもあります。9月のフェスティバルではなくても、センターでは当時の服装や暮らしぶりを見ることができます。個人的には室内で被るリージェンシーキャップ、あのレースやコットンのシンプルなデザインが好きでした。
※写真はナショナルポートレイトギャラリーのジェーン・オースティンの肖像画とバースの街

