Guy Fawkes~From the United Kingdom

2022.11.02

英国史雑学

ナイス・ガイなどで使われるguyは実はガイ・フォークスの名まえからきました。

  • Guy Fawkes~From the United Kingdom

ガイ・フォークスは1605年に起きたクーデター首謀者として逮捕され、刑場の露と消えました。ほんとうは首謀者ではなく、ただ火薬を見張っていただけなのに、罪を問われたらしいのです。その年の11月5日、政府はこの事件を回避したことを感謝して祝日とし、1859年まで続いたそうです。

今ではこの日をガイ・フォークス・ナイトと名づけ、花火を打ち上げます。罪人になってしまった、ガイですが、男性の呼称になり、記念日として400年以上も語り継がれるのですから不思議なものです。花火は英国では11月の風物詩。だんだん陽の短くなる季節に、暗い夜空を焦がす花火が必要だったのかもしれませんね。

そういえば、夏の英国は夜の9時頃まで明るいので、花火には向きません。花火ひとつでも異文化理解ができるお話でした。