Windsor Castle~From the United Kingdom

2022.04.18

英国史雑学

ロンドンの西にあるウィンザー城は、エリザベス女王陛下の居城です。英国王室はいくつもの城を所有していますが、ウィンザー城はロンドンから一番近く、静養先には便利な場所です。

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ロイヤルファミリーはウィンザー城の他にも、ロンドンではバッキンガムパレス、ケンジントンパレス、セントジェームスパレス、クラレンスハウス、休暇のためのスコットランドのバルモラル城、サンドリンガムハウス、ハイグローブハウス他と数え切れない多くのお住まいをお持ちです。スコットランドのバルモラルとワイト島のオズボーンハウスは、ヴィクトリア女王の時代に所有されました。バルモラル城は女王陛下の夏のお住まいとして、今も通われていますが、オズボーンハウスは手放されているようです。

ウィンザー城の歴史は古く、11世紀にはその存在があったのですから、英国王室とウィンザー城は長い時を共にしています。ウィンザー城はロンドンから近く、観光客も多く訪れます。メアリー王女のドールハウス目当てに出かける方も多く、このドールハウスも必見です。またヘンリー王子とメガン妃が結婚式を挙げたセントジョージチャペルも美しい建物。このチャペルで挙式したロイヤルファミリーは数多く、1863年のヴィクトリア女王の長男のエドワード7世とデンマーク王女をはじめ、ヴィクトリア女王の四男レオポルド王子ご夫妻、最近ではエリザベス女王の三男エドワード王子ご夫妻他、輝くばかりのウェディングドレスをお召しになった花嫁たちが、この礼拝堂の花嫁のための通路ウェディングアイルを通っていきました。

そしてこのウィンザーで永遠の眠り就かれたロイヤルファミリーたち。古くはヘンリー8世、ジョージ3世、ヴィクトリア女王とアルバート公、エドワード7世、ジョージ5世、ジョージ6世とエリザベス皇太后とその次女マーガレット王女、そしてエディンバラ公と、たくさんのロイヤルファミリーの墓所がここにあります。ロイヤルファミリーの永眠の地として、ウィンザー城はその名を知らしめています。