Conservatory~From the United Kingdom

2021.05.25

英国コラム

Conservatory
これはあの有名な映画にも出てきました。ガーデンに建てられた白い温室のような建物です。

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南から来た植物たちを集めておくサンルームが英国の家ではよく見られます。それがコンサバトリー。この言葉を知っていると英国通になれるはずです。元々は南国から持ち帰ったフルーツを保存(Conserve)するための部屋で、陽のあたる温室をそう呼ぶようになったそうです。その後英国の上流階級で流行し、今では簡単な建築申請のため、リビングやダイニングの増築として一般家庭で普及しています。

熱帯の植物を育成する温室は、王立植物園のキューガーテンにあります。テンパレート・ハウスとパーム・ハウスの中は、真冬でも汗をかくほど暖かく湿っています。ここキューには世界中から植物が持ち込まれています。その中には熱帯の植物もあり、巨大なガラスの温室が18世紀のヴィクトリア時代に建てられたというわけです。

今ではコンサバトリーは植物を保存するためだけの部屋ではなく、人が寛ぐための場所になっています。また友人たちとのガーデンパーティにも、庭と家をつなぐ役目も果たしています。屋根があるので、急な雨も安心ですね。日本でも庭に増築できるので、最近はコンサバトリーの人気が高まっています。

写真を見てお気づきのハリーポッターのファンの方、そうです。あのプリペット通り4番地ダーズリー家の庭に増築されている、あの白枠の建物、あれがコンサバトリーなのです。映画の冒頭で空から俯瞰で見えていた、英国の町並みにコンサバトリーが見えた時、あの場所にハリーポッターいると確信しました。だからコンサバトリーを知っている人は英国通になれるはずです。

※街歩きをしていたら2階に窓一面のお部屋を見つけました。これは増築でコンサバトリーではないのですが、陽ざしが入ると居心地は好さそうです。