カタカナは難しい 外来語の罠

2019年10月03日
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「重いテーマの映画だった」
「打合せのリスケお願いできますか」
「モーニング食べてから行こうよ」

さまざまな外来語を柔軟に受け入れ、たちまち日本語にしてしまう、カタカナってすごいと思いませんか。同時にその便利なカタカナが英語を学ぶ日本人にとっても、日本語を学ぶ外国人にとっても、時に、高いハードルになってしまうのもまた事実です。今回は通じないカタカナ英語や和製英語の代表的なパターンを考えてみましょう。

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日本風の発音になっているため通じない

英語に限らず、外国語には日本語にない音がたくさんあります。外来語として取り入れられる時、それらの多くは日本人が発音しやすいように変化しました。
例えば、coffee(カフェ※)はコーヒー、energy(エナジー※)はエネルギー、alcohol(アルカホール※)(これはアルカホルで良いかな)はアルコールなど。本来の英語とはまるで違う言葉に聞こえます。また、right (右)light(光)はともに「ライト」になってしまい区別がつきません。
日本語での会話ならカタカナ発音で何の問題もありませんが、英会話では注意が必要です。折々、本来の英語の発音をチェックする習慣をつけたいですね。

※英単語の発音はカタカナでは書き表せないので辞書等で確認してみてください

英語由来ではないので通じない

外来語には英語以外の外国語から入ってきたものもたくさんあります。
「テーマ」theme(スィーム※)や「チタン」titanium(タイティニアム※)→“theme” comes from Greek and “titanium” comes from Latin! はドイツ語から入ってきた言葉、「アルバイト」 (arbeit – アーバイト) も英語ではなくドイツ語経由です。こちらは本来の「働く」からpart time job(バイト)に意味も変わってしまっています。
ドイツ語のほかにも「ランドセル」 (ransel) はオランダ語、「パン」はポルトガル語、「シュークリーム」(cream puff) はフランス語由来です (choux à la crème – シュークレーム)。英語でシュークリームというと「shoe(靴)を磨くためのクリーム」になってしまうというのは有名な話ですね。

本来の単語を省略しすぎて通じない

コンビニ、デパート、スーパーなど、おなじみの単語も通じない英語の代表です。
英語で「コンビニ」はconvenience store、「デパート」はdepartment storeとstoreを省略しません。「スーパー」はsupermarket、ただし、お店の規模が小さい場合はgrocery storeと呼びます。
冒頭のリスケはreschedule(予定を組みなおす)を短縮したものですね。ドラマや映画のタイトル、時には人名までは短縮するのが好きな日本人ですが、英語で話す時には省略しないほうが良さそうです。

本来の意味から変わってしまった和製英語は通じない

最後にいわゆる和製英語。外国語を利用して作った日本でしか通じない言葉があります。これはどんなに英語らしく綺麗に発音しても、意味が変わってしまっているので、外国人には通じません。身近にも和製英語はたくさんあります。いくつか例を挙げてみましょう。

「モーニングサービス」:morning service というと教会の礼拝を連想されてしまいます。英語ではbreakfast specialと言ってみてはどうでしょうか
「シャープペンシル」:sharp pencilでは「尖った鉛筆」に。正解はmechanical pencilです。
「(車の)ハンドル」:handleは「取っ手」の意味、車のハンドルならsteering wheel

英会話を学ぶ上で避けては通れないカタカナ英語/和製英語。一つ一つ確認して、英語のボキャブラリーを地道に増やすしかないようです。でも、私のモットーは「迷ったら使ってみる」。相手の反応を見て、間違っていたらそこで学べばよいのですから。と、言っているそばから不安になってきました。motto(モットー)は通じる英語だったかしら。気になったら調べてみてくださいね。