35年の実績、安心の月謝制。英会話スクール・教室なら、シェーン英会話。

お電話によるお問い合わせ・受付は 0120-444-407

紅茶の国から -英国コラム-

第15回 ローリング・ストーンズの時代の英国 -1960年代から今日まで-

映画『ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト』は、ローリング・ストーンズによって「ア・ビガー・バン」ワールド・ツアー中に行われた2006年の特別ステージをマーティン・スコセッシが監督したドキュメンタリー映画だ。ローリング・ストーンズは、1962年にロンドンで結成して以来、活動を続けている。当初は、ブルースとロックのバンドとしてスタートした。1965年、『(I can’t get no) satisfaction』で最初の大ヒットを飛ばす。ローリング・ストーンズは、英国のスタジオで録音したアルバムを22枚、ライブアルバムを8枚、トップ10に入った32枚のシングルをリリースしてきた。これまで世界で、2億枚以上のアルバムを売り上げている。
この46年間で、ローリング・ストーンズに様々な変化があったように、英国もまた変わり続けている。

■1960年代の英国
この頃を英国では「スウィングする60年代」と呼ぶ。当時の人口は5300万人。ローリング・ストーンズ、ビートルズ、007ジェームス・ボンド(ショーン・コネリー)、マイケル・ケイン、マリー・クアント、トゥイギーなどが世界的に有名になった。国民の週あたりの平均賃金は14.10ポンド、国内には1000万台のテレビがあった(イギリス人家庭の75%がテレビを保有していた)。英国初のスーパーマーケットがオープンし、史上初めて英国のほぼすべての家庭に電気が供給された。
また、主に西インド諸島やアジアから、音楽や食べ物、文化などと共に、たくさんの移民が渡ってきた。1966年のワールドカップではイングランドが優勝。1960年代は、自己表現と創造の時代であった。

■1970年代の英国
変化の時代。女性は男性と同じ権利が与えられ、働く人の100人に25人が女性となった。また、人種平等の導入も見られた。英国に居住する人口は5400万人となった。
しかし、多くの工場が閉鎖され、ストライキが頻繁に起こり、失業者が増加した。世界的なオイルショックから、しばしば停電が起こり、多くの家庭が電気のない生活を強いられた。全家庭の91%がテレビを保有し、すべての番組がカラー放送になったのも、この時代が初めてだ。
英国初のテレビゲームが発売され(Atari ‘Pong’)、フロッピーディスクが発明された(メモリーの容量は100Kのみだった)。007ジェームス・ボンドはまだ人気だ(ロジャー・ムーアが演じていた)。
たくさんの人々がオーストラリアやニュージーランドに移住をし始め、英国への移民は増加した。イギリス映画は数少なかったが、音楽では、グラム・ロック、ディスコ、パンクミュージックなどが生まれた国として、大きな影響力を持ち続けた。デイビッド・ボーイをはじめ、セックス・ピストルズ、マーガレット・サッチャーなどが世界に名を馳せた。

■1980年代の英国
1980年代になると、雇用が減り、300万人が失業した。週あたりの平均賃金は127.10ポンド。人口は5600万人。人種差別と失業が、大きな都市で多くの暴動を引き起こした。電子レンジやビデオ、コンピューター、そしてソニー・ウォークマンなど、人々は家の中に、より進化した機器を持つようになった。携帯電話の販売が発表されたが、とても大きくて重かった([the brick]=「れんが」と言われた)。
英国はフォークランド諸島をめぐってアルゼンチンとの戦争に突入。1981年は、チャールズ皇太子とダイアナ・スペンサー嬢が結婚し、ウェンブリー・アリーナで『ライブ・エイド』のコンサートが開かれた年だ。英国では初めて、テレビのチャンネルが4つになった。007ジェームス・ボンドはまだ人気(ティモシー・ダルトンが演じていた)。
英国はニュー・ロマンチック、“Rave”、ダンス・ミュージックなどの音楽やファッションで影響力のある作品を生み出し続けた。有名なイギリス人は、ダイアナ妃、ヴィヴィアン・ウェストウッド、スティング、そして、デュラン・デュランやワム!などに代表される。

■1990年代の英国
半分以上の女性が働き(1200万人)、労働者の12%が自営業をしていた。人口は5800万人。1990年にはまだ失業者が多く、新しい税金をめぐってロンドンで暴動が起こった。
この頃には、56%に及ぶ労働者がコンピューターを使っている。ほぼ全ての家庭に洗濯機が普及し、1000万人がインターネットを利用した。ソニーのプレイステーションが大流行したのもこの時期だ。
英仏海峡トンネルが1994年に開通し、1999年にミレニアム・ドームが完成。約20年ぶりに新政府と新しい首相、トニー・ブレアを迎えた。007ジェームス・ボンドもニューフェースに(ピアース・ブロスナン)。1998年、ダイアナ妃がフランスで事故死した。
ブラー、オアシスなどのUKポップバンドが人気を博し、ブリッツポップ・ファッションの始まりとなった。この時代に出た、その他に有名なイギリス人は、ダミアン・ハースト、ヒュー・グラント、デイビッド・ベッカムなどがいる。

■2000年代の英国(2006年まで)
2005年、英国では学位を持つほとんどの人々が雇用されず、また、労働年齢の17%の男性に職が無かった。約4人に1人の子どもが片親と同居し、これらのシングル・ペアレンツの約半数が働いていない状態。移民の増加により、人口は6000万人を超えた。
67%の家庭でDVDプレイヤーを持ち、3億9500万台のコンピューターがインターネットに接続した。2005年までには、人口より多くの携帯電話が普及し、50%の家庭でインターネット回線をつないでいる。
2003年、英国軍はイラクへ渡り、2005年7月、ロンドン市内で列車とバスがテロリストに襲われた。2002年、皇太后が死去。2006年の時点で、007ジェームス・ボンドはまだ大人気(ダニエル・クレイグ)。約20年ぶりにクリケットでイングランドがオーストラリアに勝利した。2012年のオリンピック開催は英国が選ばれた。

ローリング・ストーンズはこの先の2000年代も「ロック」し続けることだろう。英国で何が変わっていくかは誰にもわからない。

>>英語原文はこちら

無料体験レッスンのお申し込み

お電話によるお問い合わせ・受付は 0120-444-407